特別展示


「恐竜絶滅後すぐにあらわれたゾウ類のふしぎな進化」

メリテリウムの実物化石からの復元骨格標本日本初公開!

 

 

 

 

ゾウ類は,今から約6000万年前の新生代暁新世後期に北アフリカに出現したと考えられています。現在のところ,最古のゾウ類化石はモロッコから発見されたエリテリウムです。当時のアフリカ大陸は,海によって他の大陸から隔離された状態にあったため,ゾウ類はこの大陸で急速に進化しました。他にもこの後出現した初期のゾウ類には,フォスファテリウム,ヌミドテリウム,メリテリウム,パレオマストドン,フィオミアなどがあり,いずれも現生のアフリカゾウ,アジアゾウと比べ小型で,鼻が短いなど異なった体型をしていました。中新世になるとアフリカ大陸とユーラシアが地続きとなったため,ゾウ類は,南極大陸とオーストラリア大陸を除くすべての大陸に分布域を広げて繁栄しました。日本国内でも中新世前期から第四紀までの間にゴムフォテリウム,ステゴロフォドン,ステゴドン,ナウマンゾウ,マンモスなどのゾウ類が生息していたことが発見された化石からわかっています。第28回東京ミネラルショーでは、これら原始ゾウ類を含む50点余りのゾウ類化石を集めた貴重なコレクションが展示されます。とくにメリテリウムの実物化石を50%以上使用した復元骨格化石は日本初公開となります。フォスファテリウムの種名にもなったFrancois Escuillie(フランソワ エスクゥイリー)氏の全面協力による標本提供を受けての特別展示です。めったに一般には公開しない貴重な化石がみられる絶好の機会です。この機会をぜひお見逃しなく。

 

協力:協力:ELDONIA古生物研究所 Francois Escuillieコレクション